2023年2月7日16:46
機械学習を用いた不正対策プラットフォームを手掛けるForterは、サザビーリーグの展開するエストネーションが、オンラインストアのセキュリティソリューションとしてForterの不正対策プラットフォームを導入したことを発表した。エストネーションではForterの不正対策ソリューションを導入して以降、チャージバック(カード決済の不正損失)の発生を大幅に低減し、コンバージョン率13%改善を実現したそうだ。
これまでエストネーションのオンラインストアでは、ルールベースの不正対策ソリューションを利用していた。しかしながら、このソリューションでは、正規と不正を判断できないグレーゾーンの判定が発生するため、人手による目視確認の手間が発生し、運用に負担がかかっていたという。
またエストネーションでは、カードの不正使用によるチャージバック損失を低減するため、決済時の認証強化に3Dセキュアを導入していた。不正決済は減ったものの、正規ユーザーのかご落ちも発生し、コンバージョンの低下、収益の損失、決済時における購入者への摩擦が問題になっていた。エストネーションは、不正行為の防止、コンバージョンの向上、より良い顧客体験の提供を目的として、Forterのプラットフォームを導入することを決定したという。同社では、Forterの判定を提供する完全自動化システムによって、3Dセキュアに頼ることなくコンバージョンを向上させることができ、ビジネスの拡大と顧客体験の向上を実現したそうだ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
カード決済、PCI DSS、ICカード・ポイントカードの啓蒙ポータルサイト