2023年8月16日7:10
かっこは、MTG(愛知県名古屋市)が運用する「ON&DO(オンアンドドゥー)」のECサイトにおけるクレジットカード不正対策として、2022年7月から不正注文検知サービス「O-PLUX」を提供しているが、年間600万円のクレジットカード不正被害がゼロになったと発表した。
2022年度のクレジットカード不正被害額は、過去最多の411億円、さらに2023年1-3月のカード不正被害額は121億円に上り、昨年同期比で23.1%増加している。深刻化するカード不正利用だが、MTGが運用するスキンケアをメインとしたビューティーブランド「ON&DO」のECサイトにおいても、サイト立ち上げから約半年後から年間600万円相当のカード不正被害が発生しており、その金額は徐々に大きくなっていたという。これに対し、従来は注文情報の目視チェックなど自社で対策を行っていたが、不正手口の多様化や巧妙化により、限界を感じていたという。そこで、複数の不正検知サービスのトライアルを行った結果、最も使い勝手がよく、かつすでに利用しているECシステムと「O-PLUX」の導入実績もあったことから、「O-PLUX」の導入に至ったそうだ。
以前は3人体制で1日に2時かけて行っていた目視チェックなどの作業が自動化され、より効率的な運用が可能になった。また、導入検討から、トライアルの実施、本導入まで約2週間で完了。
なお、MTGでは、SUPER STUDIOが提供する「ecforce」を利用している。2022年2月より「ecforce」と「O-PLUX」がAPI連携していたため、追加のシステム開発をすることなく自動連携での不正対策が可能だったという。
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ペイメントナビ編集部
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