2023年8月30日14:46
Mastercardは、女性のエンパワーメント原則(Women’s Empowerment Principles、以下:WEPs)の趣旨に賛同し、同原則に基づき行動するためのステートメントに署名した。
Mastercardは、「ダイバーシティ(多様性)、エクイティ(公平性)、インクルージョン(包括性)」は、有意義なつながりを育み、異なる視点を取り入れることで革新的なソリューションの創造を維持するチーム作りを可能にし、事業をより堅固なものにすると認識しているそうだ。組織のさまざまなレベルでリプレゼンテーション(特定のグループにおける性別、人種などの代表性の有無とその割合)を継続的に評価し、その結果を現状把握と対処すべき問題の解決に役立て、誰もが活躍できる良識と包容力を基盤とした職場を維持するよう努めているという。
WEPs (ウェップス)は、2010年3月に国連グローバル・コンパクトとUNIFEM(現UN Women(国連女性機関))が共同で策定した女性の活躍推進に積極的に取り組むための行動原則だ。「職場(社内)」「市場(マーケットプレース)」「地域コミュニティ(社会)」を網羅し、企業が社会的責任のある主体としてジェンダー平等に取り組むことを推奨している。
なお、Mastercardは、経済成長が包括的かつ持続可能で、デジタル経済がすべての人のために機能する世界の実現に取り組んでいる。女性起業家が平等に扱われ、支援される世界を作るというコミットメントの一環として、2025年までに2,500万人の女性起業家のデジタルエコノミーへの参加を世界的に約束している。女性の起業家精神を高めていくことは、成長とイノベーションのきっかけとなるだけでなく、成功した女性を取り巻くコミュニティを強化し、より公平で長期的な世界規模の回復をもたらすと考えているそうだ。
また、Mastercardは、人類が団結し、繁栄が共有され、すべての人にチャンスの扉が開かれた公平な世界を信じている。すべての人に自分の居場所があり、自分のアイデアが評価され、公平に扱われる、インクルーシブな環境づくりに取り組んでいるという。社員に加え、利用者、パートナー、そして210を超える国や地域のコミュニティ、すべての人が最大の可能性を発揮できるよう、グローバルな企業市民として、良い行いことをすることで良い結果を出す(Doing well by doing good )という責任を認識し、引き続き正しい方向に進むために日々努力していくという。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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