2011年4月14日9:00
米大手キャリアAT&T、T-Mobile USA、Verizonの3社の合弁会社ISISは、最初のパイロットをソルトレークでスタートすると発表した。ユタ州ソルトレークは2002年の冬季オリンピック開催地。
ISISはすでにユタ州交通局とチケットの非接触決済の契約手続きにはいっている。交通系の非接触ニーズは強く、利用率も高いのは世界で実証済み。
ISISはさらに拡大し、ソルトレーク市のショップすべてで非接触決済ができるようにする計画だ。そのため、ソルトレーク市商工会議所や加盟店とも交渉している。
そうなれば、ソルトレークは全米初の非接触決済の街になる。消費者はショッピングや乗車すべてで非接触決済が可能になる。モバイル決済をすれば、電子クーポンやポイントをもらえるという特典もつく。
ISISがソルトレークを選んだ理由は、2009年からユタ州交通系が非接触改札を導入していることや、街自体がクリーンでまとまりがあるためであろう。スタートは2012年央になる見込みだ。
■「カードBizと僕の勝手気ままログ」のリアルタイム更新はこちら
※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。