2023年10月17日17:45
オリエントコーポレーション(オリコ)は、教育分野における課題解決に取り組むARROWSと提携し、成年年齢引き下げに伴う消費者教育支援を目的に、高等学校授業の教材として金融教育プログラムの提供を開始すると発表した。
オリコは、2018年より、若年層に対する金融教育の重要性を認識し、学校での出張授業や教員向け講演会などに取り組んできた。一方で、昨今の資産運用の必要性や諸外国と比較した日本の金融教育の遅れや、2022年4月からの成年年齢引き下げ等に伴い、高等学校では金融教育が必修化された。しかし教える先生側の「専門知識・経験・時間が追いつかない」という課題が顕在化している。
こうした中、オリコは、ARROWSと提携し、消費者教育支援の取り組みの一環として、高校生が金融を身近にとらえ、将来に向けて主体的に向き合い、資金捻出の手段に関する正しい理解を促進するプログラムを制作したそうだ。
同プログラムは、ARROWSが運営し全国の99%の高校が登録する先生ネットワークを基盤とした「SENSEI よのなか学」を通じて、全国の高等学校の先生に提供する。
具体的なプログラムとして、①将来のライフイベントを考える中で、実現には資金確保と管理が必要なことを知る、②資金捻出には複数選択肢があること、とくに販売信用におけるローンについて学びを深める、③18歳になったときの自分たちに向けたチェックリストをつくり、自分事化する、となる。教材は「18歳になる僕らへ~ローン利用のチェックリストをつくろう」で費用は無料。授業時間は1コマ(50分)完結となる。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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