シンガポール「PayNow」とマレーシア「DuitNow」リアルタイム決済連携開始(MAS/BNM)

2023年11月22日6:50

シンガポール金融管理庁(MAS)とマレーシア銀行(BNM)は共同で、シンガポールの「PayNow」とマレーシアの「DuitNow」間のリアルタイム決済システム連携を開始した。同取り組みは、2023年3月31日に発表された、加盟店への国境を越えたQR決済を可能にするQR決済連携に続くものだ。

左から2人目がBNM総裁のDatuk Abdul Rasheed Ghaffour(アブドゥル・ラシード・ガフール)氏、3人目がシンガポール金融庁マネージングディレクター Ravi Menon(ラヴィ メノン)氏(Singapore FinTech Festival)

PayNowとDuitNowの連携により、2国間の即時、安全かつコスト効率の高いP2P資金移動と送金が可能になるとした。また、同リアルタイム決済システム連携は、両国のノンバンク金融機関が参加する初の試みだ。参加金融機関の消費者は、受取人の携帯電話番号またはVPAを利用して、毎日1,000シンガポールドルまたは3,000リンギットまでの資金を送受信できるようになった。

同サービスは、Liquid Group、Maybank Singapore、OCBC、UOBのシンガポールの顧客を対象に、11月17日から2024年1月末まで、段階的に対象ユーザー数を増やしていく。これは、顧客がサービスに慣れるのをサポートするためだ。マレーシアのユーザーについては、まずCIMB、Malayan Banking Berhad、TNGデジタルの全ユーザーがサービスを利用できるようになり、その後、他の金融機関も順次サービスを開始する。

PayNowとDuitNowの連携は、両国の中央銀行、決済システム運営者、スキーム所有者、参加金融機関の広範な協力の成果だとした。両国の利用者は、同連携による費用対効果、包括性、アクセシビリティから恩恵を受けることになる。また、ASEAN決済コネクティビティ・イニシアティブやG20クロスボーダー決済強化ロードマップの目的にも合致している。2022年、両国間のP2Pおよび送金取引は23億シンガポールドル/78億リアルだった。

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ペイメントナビ編集部

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