2024年1月22日19:30
ゼンリンと、長崎ランタンフェスティバル実行委員会事務局の長崎県長崎市は、ゼンリンが運営する観光型MaaSアプリ「STLOCAL」を公式サービスとして活用した観光DX推進に関する実証を2024年2月9日~25日まで開催の「2024長崎ランタンフェスティバル(以下ランタンフェスティバル)」で実施すると発表した。なお、同実証は、2021年7月19日に両者が締結した包括連携協定の取り組みの一環だという。
同実証は、ランタンフェスティバルで観光型MaaSアプリ「STLOCAL」を活用し、今まで紙チケットやパンフレットなどアナログで提供していたツールをデジタル化することにより、来場者の利便性や体験価値の向上を図り、観光周遊の活性化を図ることが目的だ。
具体的には、ランタンフェスティバル期間中、長崎市の7エリア(興福寺・中島川・中央公園・新地中華街・浜の町・唐人屋敷会場・孔子廟)を巡るスタンプラリーを実施。7エリア中5か所以上を巡ると、ステッカーを、全エリアを巡ると抽選でオリジナル賞品をプレゼントする。ランタンフェスティバルの会場含む、周辺エリアを隅々まで周遊することによる長崎市内の魅力の再発見、分散型観光による混雑緩和を目指す。
また、ランタンを見ることができるスポットやイベント会場の場所を「STLOCAL」の地図上に表示し、会場までのルート検索も可能だ。さらに、ランタンフェスティバルをより楽しんでもらえるような観光周遊ルートなどの情報を記事として発信する。
なお、一般社団法人長崎国際観光コンベンション協会が開催する、唐人屋敷跡で夜の街歩き観光をガイドが案内する公式イベント「ランタンフェスティバルさんぽ」の予約・決済を、「STLOCAL」で提供する。観光客の利便性向上とイベント運営における業務効率化につなげるそうだ。
ゼンリンと長崎市は、実証で得られたデータの分析を行い、ランタンフェスティバルのノウハウ蓄積および今後の長崎市の観光施策検討に役立て、長崎市の観光周遊の活性化を目指す。
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ペイメントナビ編集部
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