2024年1月30日8:00
ナッジは、マンガを通じた岐阜県多治見市を含む東濃地域の活性化に取り組むプラネットと提携し、「やくならマグカップも(以下、やくも)」のクラブを、2023年12月23日より開設した。クレジットカード、NFT、多治見市の店舗を巻き込んで地域活性化を目指す新たな取り組みとなるそうだ。
カード利用でフリーコミック「やくも」応援
クレジットカードとNFT活用の地域活性化は国内初
やくも公式メンバーカードは、ナッジカードのやくもクラブでの合計利用額に応じて、同クラブでしか手に入らない 書き下ろし画像や原作者サイン入りグッズ、ミュージアムときしろうで使えるコーヒー無料券などが手に入るほか、クレジットカードのデザインもフリーコミックに登場するキャラクターたちを採用したオリジナルデザインを発行することが可能な、ナッジが提供するVisaクレジットカードだ。
利用者は、日常の買い物においてやくも公式メンバーカードを利用するだけで、岐阜県多治見市を舞台とするフリーコミック「やくも」を応援することができる仕組みになっており、利用額の一部がやくもの事業活動の支援に充てられる。
記者説明会では、十六銀行 多治見支店の三好晴之氏がやくものクラブ開設の経緯について紹介した。岐阜県の十六銀行は十六フィナンシャルグループ傘下の地方銀行だ。地域の成長と豊かさへの挑戦を掲げているが、実際は何が地域の人々に響くかを自問自答しながら活動してきたという。そんな中、取引先のプラネットはIT企業として成功し、且つ地元産業を活性化させるためにやくもを活用した東濃地域の活性化に長年取り組んでいる。十六カードではナッジと提携し、B3.LEAGUE所属のプロバスケットボールチームの「岐阜スゥープス」クラブなどの提供を行ってきたが、プラネットにもワクワクする取り組みとしてナッジを紹介したという。
十六カード 代表取締役社長 吉村文孝氏は「クレジットカードとNFTを活用した地域活性化の取り組みは日本初」であるとした。他の地域から多治見市を訪れ、地域加盟店での消費活動が高まり、地域活性化につなげることができる。さらに、地域でのキャッシュレス化も促進できる。
若い世代を中心とした新たな展開に共感
NFTを新たな“通行手形”に
プラネット 取締役会長 小池 和人氏によると、十六銀行からは以前からナッジのアプローチがあったというが当時は実現までは至らなかったという。小池氏はナッジのWebサイトを閲覧した際、ミレニアル世代を中心とした新たな展開がやくもと合致すると感じたそうだ。
小池氏は「15年前、やくもは多治見市に駅でICチップ入り『通行手形』の話をもっていきました。通行手形でお店をまわると、盛り上がって終わりますが(アナログのため)効果測定が図れません」と課題を述べた。
今回のナッジカードアプリにはNFTが内蔵されており、やくも公式メンバーカードの利用者なら、誰でも NFTの受け取りや転送が可能だ。同仕組みを活用し、岐阜県多治見市を含む東濃地域で、NFTを活用したキャンペーンを開催する。小池氏は「(次世代による)面白いアイデアがここからが始まり、地域活性化で事業を上手く成功させて、全国地域のモデルになればいいと思っています」と期待を込めた。
敷居の高かったNFTの受け取りを簡単に
将来は東海地域全体に広めることを目指す
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