2011年6月14日19:21
日本カードビジネス研究会は2011年6月14日、東京都千代田区のホテルルポール麹町で「6月度NCB定例セミナー」を開催した。今回はインコム・ジャパン 代表取締役 荒井琢麿氏が、「ギフトカードモール事業について~準備と立ち上げまでのプロセス 諸課題と実例について~」と題した講演を行った。
インコムは世界のプリペイド・ギフトカード市場を牽引している。国内でも大手コンビニエンスストア、GMS、家電量販店、ディスカウントストアなどで同社の技術が採用されている。
講演では、まずギフトカード事業の概要として支払が確定した時点で、対象の商品を「有効(Active)」にする、流通、販売のためのメカニズムであるPOSA(Point of Sales Activation)技術について説明した。次に、国内と海外における関連プレイヤーのそれぞれの役割について解説。国内と海外におけるギフトカードモール事業の発展の歴史、POSAの実装についての全体のスケジュール感や実装時の注意点やポイントについても説明した。講演の後半には、国内、海外のPOSA導入企業を紹介し、実際の活用事例について解説した。
日本カードビジネス研究会では「定例」「公開」セミナーを定期的に開催している。今後のセミナーの予定は同研究会のWebページに掲載されている(http://www.ncbi.jp/ncbhp/)。