2024年11月22日7:00
NEC(日本電気)は、小型で幅広い用途へ展開可能な顔・虹彩マルチモーダル生体認証技術を開発した。同技術により、既存のPCやタブレット端末にカメラモジュールを接続するだけで、数千万人規模の認証を屋内外問わず高速かつ高精度に実現するという。
今後は同技術の開発・実証を進め、金融、リテール、エンターテイメント業界の決済、入退管理などの用途を見据えて、2026年内の提供を目指す。
近年、生体認証は世界中で広まりつつあるが、特に金融や決済など厳格な本人確認が求められるシーンでは、カードの提示やパスワード入力と組み合わせた二要素認証を実施しているケースが多くある。しかしカードやパスワードは、忘れる、無くす、盗まれるといった懸念があり、これらを用いずセキュアに本人確認を実施する需要が高まっている。
NECは、顔認証技術と虹彩認証技術を提供しており、2023年には顔認証用と虹彩認証用の各カメラを搭載し、処理用のCPUや表示画面も含めた顔・虹彩マルチモーダル生体認証ソリューションを専用端末として提供している、
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