2011年7月11日19:10
三菱UFJニコスは、iPhoneを使ったクレジットカード決済ソリューション「ペイメント・マイスター」に、銀聯カード決済サービスの追加を決め、2011年8月1日から、順次その運用を開始すると発表した。ペイメント・マイスターは同社とフライトシステムコンサルティングが協力して開発した、iPhoneを決済端末に利用する業界初のシステムである。
三菱UFJニコスは2010年10月に銀聯カードのアクワイアリング業務を開始しており、中国人観光客の来店を期待する観光施設や商業施設などの加盟化に注力している。今回、ペイメント・マイスターの機能拡充の一環として、銀聯カード決済サービスの追加を決定した。
具体的には、加盟店の販売員がiPhoneに専用のカードリーダを装着。従業員は、顧客の銀聯カードの磁気ストライプを読み込み、顧客はiPhoneのタッチパネルに暗証番号を入力して、決済処理を行う。なお、暗証番号の入力は中国語による画面表記のほか、安全な入力システムによるセキュリティ対策を施しているという。これにより、レストランなどで顧客は着座のまま、銀聯カードでの支払い手続きが完了できる。
同社では中国人観光客向けの土産店、飲食店、催事場、観光バスの車内販売など、広範な業種・業態にペイメント・マイスターを拡販していきたいとしている。