2025年5月12日7:35
メルカリは、これまでパスワード不要な「パスキー」による認証を積極的に活用してきたが、このほど「メルカリ」内での「パスキー」の登録者数が1,000万人を突破したと発表した。
近年、フィッシング詐欺の被害は日本全国で深刻化しており、2025年2月に43件であった不正アクセス件数が、翌月3月には1,422件、4月は16日時点で1,847件と急増しており、金融庁から注意喚起がされるなど、社会的な問題となっている。また、パスワードを用いた従来の認証方式は、フィッシング詐欺や不正アクセスに対する脆弱性が指摘されており、政府はこうした状況を鑑み、2024年6月に「国民を詐欺から守るための総合対策」を策定し、「パスキー」の普及促進を重要な柱の1つと位置付けている。
メルカリでは、これまでパスワード不要な「パスキー」を、2023年4月から暗号資産サービス「メルコイン」の認証に導入し、さらに2024年1月にフリマアプリ「メルカリ」のログイン時にも活用場面を広げてきた。また、2024年9月より「パスキー」の登録者において、「メルカリ」ログイン時に「パスキー」による認証を原則必須とした。これらの安心安全な利用環境の構築に向けた取り組みの中で、「パスキー」登録者が増加し続け、2025年5月に1,000万人を突破したそうだ。
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ペイメントナビ編集部
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