2011年7月22日19:13
富士通は、日本ケンタッキー・フライド・チキン(日本KFC)が展開するピザチェーン「ピザハット」のWebオーダーシステムの再構築を受注し、「ピザハット」の全国360店舗で本稼動したと発表した。
同システムのプラットフォームには富士通のPCサーバ「PRIMERGY」、ミドルウェアには「Interstage」を導入している。また、これまで同社のSI技術により、セキュリティの高いWebオーダーシステムを実現しているという。
これによりピザハットは、オンラインオーダーにおいて、ピザチェーン業界で初めて24時間予約オーダーの受付が可能となり、また、クレジット決済やロイヤリティマーケティングが運営する共通ポイントカード「Ponta(ポンタ)」の利用が可能になった。さらに、8月上旬から新たに開始する予定の「おトク計算」機能により、顧客が注文した商品に対し、割安のセット商品や手持ちのクーポンから最適な組み合わせを見つけることで、より付加価値の高いサービスができるようになるという。また、会員ごとにクーポンをメール配信する機能とあわせて、1人ひとりのニーズに対応したクーポン機能をもたせ、ワン・トゥ・ワン・マーケティングを強化した。
携帯サイトでは、Flashの利用によりビジュアルを強化し、直感的な操作ができるようになった。6月にはiPhoneからのオーダーにも対応している。
ピザハットでは、今回の新システム導入により、オンラインオーダーの利便性を高めることによって顧客満足度の向上をはかり、今後3年間でWebでの会員登録者数200万人を目指すという。