2025年7月14日10:10
デジタルガレージグループのDGフィナンシャルテクノロジー(DGFT)は、美容室や飲食店などに小型自動精算機と連動した決済サービスを提供する。7月10日、11日に開催された「リテールテック大阪」の暁電機製作所のブースでデモを実施した。
暁電機と連携、遠隔接客にも対応
現金売上もデータとして把握
新サービスでは、DGFTのO2O決済サービス「Cloud Pay レジ(クラウドペイレジ)」と暁電機製作所の小型自動精算機/券売機「ARUNAS AES-CUT」を連携させる。また、タイムリープの「RURA」と連携した遠隔接客も可能だ。
デモではRURAでの対面接客において、液晶画面に1回限りのQRコードを表示。
利用者はQRコードを自身のスマートフォンで読み取り、クレジットカード、PayPayなどのコード決済、現金の中から好きな決済サービスを選択する。
キャッシュレス決済の場合は「Cloud Pay Neo(クラウドペイネオ)」による非対面で支払いを行うが、仮に現金を選んだ場合はスマートフォンのQRコードを「ARUNAS AES-CUT」で読み取り、現金決済する仕組みだ。
同サービスにより、キャッシュレスはもちろん、現金決済も含め、決済データを「Cloud Pay レジ」上で一元管理できるため、すべての支払いを可視化でき、データ利活用も可能となる。
具体的な利用シーンとして、美容業界がまず挙げられる。美容室ではスタイリストにレジ対応をさせたくない要望が多く、省人化を図るサービスとして期待している店舗がみられる。
DGFT 技術本部 高橋亮氏は「非対面取引となるため、コンビニエンスストアなど回転率が早いお店は難しいと考えていますが、オンライン取引に流すことで現金の授受、店頭オペレーションを縮小させるケースはモバイルオーダーなどで増えています」と述べる。また、リラクゼーションサロン、飲食店のテーブル会計などでも現金決済と併用な可能なサービスとしてニーズはあるとみている。
IoT決済も含め今後の伸びに期待
DXや省人化加速、「Cloud Pay」も機器連携で成長
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