2025年3月28日9:04
DGフィナンシャルテクノロジー(DGFT)は、JR四国、東洋電機製造とともに、車掌が使用する「車内補充券発行アプリ」に、2025年4月1日からQRコード決済機能を搭載すると発表した。「PayPay」「d払い」「au PAY」「楽天ペイ」に対応する(現金での支払いも可能)。
これにより、JR四国管内の列車内で車掌にきっぷ購入時に、従来の現金に加え、QRコード決済の利用も可能となる。

なお、車内補充券とは、必要な乗車券類の発売及び変更に際し、主に車掌が列車内で発行するきっぷだ。車内補充券購入時におけるQRコード決済への対応は、JRでは初の取り組みであり、サービスの向上に加え、現金扱い低減による車掌の働きやすさの改善を図ることを目的としている。
JR四国が2023年4月に導入した「車内補充券発行アプリ」は、東洋電機製造が乗車券類発行システムの開発ノウハウを基に、汎用性を重視して開発したスマートフォンアプリだ。キャッシュレス決済などの社会的ニーズに応えるべく、スマートフォンのカメラ機能とアプリ化によるメリットを最大限に活用し、同機能の開発が実現した。また、決済方式として、DGフィナンシャルテクノロジー(DGFT)が提供するQRコード決済プラットフォーム「Cloud Pay(クラウドペイ)」を採用することで、店舗スキャン型による複数ブランドのQRコード決済サービスの提供を実現している。これにより、列車内という環境下においても、利用者と車掌の双方が金額を手入力する必要がなく、よりスムーズかつ確実性の高い決済を可能とした。
ECを始めとしたオンライン事業者や店舗などの対面事業者へ総合決済サービスを提供する決済プロバイダー。非対面・対面領域95万拠点でのお支払いが可能で、年間決済取扱高は5.3兆円を超えます(2023年3月末現在)。事業者のキャッシュレス化やDX推進を決済や金融の領域から支援するとともに、加盟店やエンドユーザーである消費者へ、安心・安全・快適な支払い体験の提供を通じて、世の中の役に立つインフラ事業として、持続可能な社会の発展に貢献し続けていきます。