auじぶん銀行がステージ特典強化!円普通預金の優遇金利年0.55%の「プレミアム金利優遇」開始へ、「auマネ活金利優遇」併用で年0.65%の金利適用

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2025年8月18日10:00

auじぶん銀行は、これまでKDDIグループと連携して「auまとめて金利優遇」「auマネ活 金利優遇」などを展開してきたが、新たに円普通預金で優遇金利年0.55%(税引き後年0.43%)となる「プレミアム金利優遇」を2025年10月1日から提供すると発表した。「auマネ活 金利優遇」と合わせて、合計年0.65%(税引後年0.51%)となる。なお、最初の判定は8月21日から9月20日までの期間が対象だが、同社ではサービス開始に向けて、8月18日~9月20日まで「普通預金ふやしてプレゼントキャンペーン」を実施。50万円以上の残高増加で最大3,000円をプレゼントする。

auじぶん銀行 マーケティング本部 本部長 清水 健太氏

スマホ経由での利用は9割超え
預金残高や貸出残高が伸長

auじぶん銀行は2008年7月に開業し、リアル店舗を持たず、ネット完結型のサービスを提供している。また、KDDIグループの決済・金融事業を統括する金融持株会社、auフィナンシャルホールディングスの100%子会社だ。KDDIグループ各社と連携したサービスも複数提供している。口座数は694万口座、預金残高5兆円、スマートフォン経由での利用は9割超えとなっている。

ネット銀行全体の歴史として、2000年にジャパンネット銀行(現PayPay銀行)が開業し、その後ソニー銀行、イーバンク銀行(現楽天銀行)、住信SBIネット銀行と続き、その後同社は開業している。iPhoneが発売されたのは、同社設立1年前の2007年だ。同社は開業当初から、スマホでの利便性を意識したサービス提供を進めている。

主要5行の2024年3月末と2025年3月末の伸び率を比較(ソニー銀行のみ23年3月と24年3月)したところ、貸出残高は4位だが、口座数の伸長率は113%となっている。同社の口座は男性が56%、女性が43%、年代別では20代が10%、30~50代までが2割ずつとなる。ネット銀行は、若年層が多いイメージがあるが、同社は40代、50代の利用者も一定数いるのが特徴だ。また、「au ID」の保有者は7割となる。

預金残高はネット銀行主要5社の中で3位となるが、24年3月末から25年3月末にかけて、伸長率は118%と最も高い数字となっている。貸出残高は、住信SBIネット銀行に続き2位で、伸長率が144%となる。

取引に応じたステージ特典「じぶんプラス」提供
新特典で生活資金も運用が可能に

同社では、取引状況に応じたステージ特典を提供しているが、「じぶんプラス」のプレミアムステージユーザー向けに、限定特典「プレミアム金利優遇」の提供を開始する。「じぶんプラス」は従来から提供する同社のロイヤリティプログラムであり、「レギュラー」「シルバー」「ゴールド」「プレミアム」という4つのステージごとにATM手数料、振込手数料、Pontaポイントの特典を提供している。

じぶんプラスは、入金、口座振替、キャッシュレス決済、エンタメ、資産運用、残高の取引に応じてスタンプが貯まる仕組みだ。

スタンプ0~1個でレギュラー、2~3個でシルバー、4個でゴールド、5個以上でプレミアムとなる。例えば、入金に関しては低額自動入金サービスによる入金でもスタンプが貯まる。また、グループの「au PAY」だけではなく、それ以外のサービスも含めスマホ決済のチャージをすればスタンプを貯めることができる。ゴールドは総資産残高100万円以上、カードローン残高1万円以上、住宅ローン残高1円以上、プレミアムは総資産残高1,000万円以上のスペシャルオファーを提供している。毎月21日から翌月20日までに一カ月間の取引でステージを判定して、翌月のステージを決める仕組みだ。

例えば、もっとステージの低いレギュラーもATMは月2回まで、振込も3回まで無料となっているが、ステージが高まるほど5回、10回、15回と無料回数が増えていく。また、入金、口座振替、キャッシュレス決済など、生活口座を使う取引に応じてPontaポイントが貯まる。

利用者に有利な金利を自動的に適用
他の銀行と比較しても高水準

10月1日から開始するプレミアムステージの利用者については、円普通預金の金利を優遇し、年0.55%とする。これ以外に、KDDIの通信プラン向けに提供する「auマネ活金利優遇」と合わせて、合計年0.65%の金利が適用となる。なお、「auマネ活金利優遇」に関しては、優遇の対象が1,000万円までという制限があるが、今回開始するプレミアム金利優遇に関しては上限がない。

同社の普通預金金利は何も優遇がない場合、年0.21%だが、10月からプレミアムステージの人であれば、0.34%が上乗せされて、合計で0.55%となる。「auマネ活金利優遇」は併用が可能だが、これまで提供している「auまとめて金利優遇」は併用できない。現在は0.51%が最優遇金利となっているが、それよりも金利は優遇されるという。

プレミアムステージのユーザーであれば、自動的にプレミアム金利優遇が適用されるので、利用者に有利な金利を自動的に適用することになる。他の銀行と比較しても高水準で、auマネ活金利優遇を合わせると最優遇になるという。また、金利優遇を受ける条件についても他の銀行と比べて比較的低い条件を設定しているとした。

スタンプごとの割合と確定判定は?
生活資金への優遇制度で決済活性化へ

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