2025年8月27日8:00
三菱UFJニコスでは、年会費永年無料の「三菱UFJカード」、年会費初年度無料・次年度以降1万1,000円(税込)の「三菱UFJカード ゴールドプレステージ」(以下、ゴールドプレステージ)、年会費2万2,000円(税込)の「三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」(以下、プラチナ)を中心に会員獲得を強化している。最大20%還元のポイントアッププログラム、貯まったポイントを店舗などで利用できるモバイル決済アプリ「グローバルポイント Wallet」の開始などにより、三菱UFJカードの魅力は高まっているそうだ。
入会者数は右肩上がりに推移
昨年度比で新規入会者が約2倍に
三菱UFJカードは、2024年8月以降の入会者は一般カードを年会費永年無料で持つことが可能となった(2024年7月以前の入会者も、年会費を永年無料に改定)。また、ゴールドプレステージは、ゴールドランクとして、厳選レストランでの1名分の料金が無料、国内空港ラウンジの無料利用などの付帯サービスが用意されている。最上位のプラチナはそれに加えて、コンシェルジュサービスやプライオリティパスといった付帯サービスなどが備わっている。
三菱UFJカードは、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の冠である「三菱UFJ」ブランドを前面に打ち出すことで、親しみやすさと安心感を醸成し認知が進んできた。また、今年の6月からは、MUFGが新たな金融ブランドである「エムット」を立ち上げているが、その中核サービスの1つとして三菱UFJカードが挙げられている。プロモーション面では、グループ共同でテレビCMなどを展開しており、エムット並びに三菱UFJカードの認知拡大に向けた取り組みを強化しているそうだ。一方で、グループ連携のサービスは他の銀行系グループでも強化しているため、「お客さまにとって三菱UFJカードの認知は途上であり、さらなる認知拡大を目指していきたいです」と三菱UFJニコス 営業第1本部 商品開発部 商品開発第1グループ 寺本怜生氏は気を引き締める。
三菱UFJカードの入会者数は右肩上がりに推移している。寺本氏は「昨年度と比較しても新規入会者が約2倍に伸びており、特定の世代に偏らず、皆様の日常に根付くクレジットカードとして、入会者も幅広い世代のお客さまにご入会いただいております」と成果を述べる。同本部 リテール企画部 マーケティンググループ 鐘尾飛佳瑠氏も「クレジットカード市場はお客さまのニーズの多様化が進んでおり、いかに迅速に的確にニーズを捉えるかが、競争力を左右する重要な要素となっている」と語る。
ポイントアッププログラムをリニューアル
業界最高水準の最大20%に
三菱UFJカードは、利用者にとってわかりやすい、使いやすいポイントプログラムを目指し、2025年6月にポイントアッププログラムをリニューアルした。
通常のポイント還元率は0.5%だが、6月にリニューアルしたポイントアッププログラムにより、これまでの最大15%から、業界最高水準の最大20%に引き上げた。寺本氏は「日常で便利にお使いいただけることがコンセプトとしてあり、特にスーパーでお得にご利用いただける点が当社の優位点です」と説明する。特定の店舗でのポイント優遇は2022年から展開しており、会員に好評を得ているが、最大還元率が引き上がり、対象店舗も増え、これまで以上にお得になった。また、利用に関してもスーパーは主婦、コンビニエンスストアは男性の利用が多くなるなど、バランスが取れているそうだ。
特定の加盟店でポイントがお得になるサービスは他社でも展開しているが、「お客様の声をもとにニーズをとらえて、対象店舗を継続的に見直しています」と鐘尾氏は説明する。
また、還元率アップの条件も達成しやすいように見直したそうだ。新たな条件として、生活エンタメ関連のサブスクリプションサービスをカード払いすると、1つあたり1%ポイント還元がアップし、最大5つで5%のポイント還元がアップする。「使っていただきやすいクレジットカードとして、できるだけ分かりやすく、達成しやすい条件を設計することで、お客さまがポイントアップ受られるようにしました」と寺本氏は語る。
「グローバルポイントWallet」でポイントを即時支払い
新カードで稼働率向上へ、MUFGの総合力を生かす
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