2025年9月24日8:40
エメラダとふくおかフィナンシャルグループ(FFG)は、法人決済・与信領域における新たなソリューションの共同開発・提供を目的に、戦略的パートナーシップに関する基本合意契約(MOU)を締結した。
近年の金利上昇局面における顧客の預金・決済をめぐる銀行間の競争激化、社会全体で更なるデジタル化への要請の中で、地域金融機関には従来型のサービスに依存しない新たな価値提供が求められている。特に法人領域においては、顧客の日常業務に組み込まれた金融サービスの提供が重要であると両社は捉えている。
今回の提携により、FFGが有する顧客基盤と金融ノウハウに、エメラダの技術力・ビジネス構築力を融合させることで、利用者にとって真に価値あるサービスを創出し、決済・与信領域にとどまらず幅広いデジタル金融サービスの提供を目指すという。
両社は同パートナーシップの具体的取組みの第1弾として、2025年度中にFFGが提供する法人ポータル「BIZSHIP」上で「請求書起点の法人決済サービス」の提供開始を予定している。
同サービスは、2026年度に予定されている紙の手形・小切手の廃止を見据え、特に中小企業の利用者に対して新たな代替決済手段を提供することを目的としている。
利用者は受領した請求書をアップロードするだけでAI OCRによる自動読取および支払データの作成が可能となり、銀行振込または法人カード決済を選択して支払うことができる。さらに、電子帳簿保存法に対応した取引関係書類の保存・共有機能や承認ワークフロー機能も備え、法人の経理・資金管理業務の効率化に資する仕組みとなっているそうだ。
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