2025年10月22日8:20
明治安田生命保険相互会社(明治安田)とイオンは、両社の包括的パートナーシップの主要施策のひとつである「健康増進イベント」を推進するため、2025年10月18日~19日にイオンレイクタウンmori 木の広場にて【明治安田×イオン「包括的パートナーシップ」記念イベント】を開催した。開催2日目の10月19日には、両社の地域と健康にかかる取り組みや包括的パートナーシップのほか、両社が連携した新たなサービスについても発表。また、本並 健治さん・丸山 桂里奈さん夫婦をゲストにトークイベントを実施した。
イオン店舗網生かし、健康増進を支援
提携クレカは約700万人の個人保険利用者に案内
明治安田は利用者の健康づくりや地域活性化に取り組んできた。イオングループも同様に健康と地域をテーマとした取り組みを展開している。明治安田生命保険相互会社 取締役 代表執行役社長 永島英器氏は「両社の目指す方向性には高い親和性があったことから包括的パートナーシップを締結することになりました」と話す。永島氏はお客様を中心とした元気で豊かな、持続可能な地域社会の実現に向けた象徴的な取り組みを紹介した。
1つ目は、イオングループ店舗での健康増進イベントの開催だ。明治安田は全国各地で健康増進イベントを実施している。これをイオングループ1万6,000店舗で開催することで地域の人々が気軽に参加できる取り組みとなる。
2つ目は、2027年上期にイオンフィナンシャルサービスと明治安田との提携クレジットカードを発行する検討を進めている。同カードには、イオングループや同社とつながりのある利用者にメリットのある特典を提供する予定だ。明治安田の約3万7,000人の営業職員が約700万人の個人保険の利用者に案内する。
初のデジタル券面のみの寄付機能付きWAON発行
イオンは店舗でのモールウォーキングなどを展開
3つ目は、イオンキッズドリームは子供向けのテーマパークのカンドゥー幕張に明治安田が出展する。めいじやすだクリニックでは、“街のお医者さん”として、聴診器を使って健康を守る体験ができる。
4つ目は、イオン、イオンフィナンシャルサービス、明治安田の3社で「フードバンク応援WAON」を発行開始した。イオングループでは、地域のフードバンク団体や子ども食堂に寄贈するフードドライブの活動を実施している。また、イオンフィナンシャルサービスでは、買い物に応じて自治体などを応援するご当地WAONなどを発行している。地域における社会貢献に力を入れる3社にて、買い物金額の一部を一般社団法人 全国フードバンク推進協議会に寄付する。現物のカードを発行することなく、デジタル券面のみの寄付機能付きWAONの発行はイオングループとして初の試みだ。
イオンと明治安田は半年前にパートナーシップ契約を締結。さまざまな準備を経てプロジェクトがスタートした。イオングループでは、身体に加えて、心、コミュニティの健康が重要であると考えている。
1日6,000歩歩くと健康寿命が延びると言われており、イオングループではモールウォーキングを行っている。安全で熱中症になるリスクのないモールでのウォーキングはレイクタウンでも行っている。また、金曜日にウォーキングレッスンを実施している。イオン 取締役 代表執行役社長 吉田 昭夫氏は明治安田の考えと同社の取り組みは親和性があり、互いに協力することで地域社会を変えていけるとした。イオンではドラッグストア、ショッピングモールなど、規模に合わせた情報配信やイベントを開催していきたいとした。まずは明治安田が中心となり健康増進イベントを45店舗からスタートするが、来年から数を増やしていきたいとした。
記者説明会の後は、永島氏、吉田氏への囲み取材が行われ、記者からクレジットカードやWAONの新カードなどについての質問が寄せられた。
――提携が業務に与えるインパクトについては?
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