2025年12月26日20:01
クレジットカード決済などの不正利用対策ソリューションを提供するアクルは、クリーマが運営するCreema SPRINGSサイトへの不正検知・認証システム「ASUKA」の提供を開始した。

近年、クレジットカードの不正利用による被害が増加傾向にある。日本クレジット協会の発表によると、2024年のクレジットカード不正利用被害金額は513億円に達した。こうした背景を受け、経済産業省は2025年3月に「クレジットカード・セキュリティガイドライン」を公表し、ECサイトを運営するカード加盟店に対して、適切なセキュリティ対策の実施を求めている。
カード加盟店は「安全な購入体験」を守るため、取引のさまざまな段階に対応可能なセキュリティを備え、単なる対処ではなく予防の観点から不正対策を構築する必要があるという。
このほどクレジットカード不正検知・認証システム「ASUKA」の導入により、取引ごとのリスクに応じて本人認証の要否を最適化可能な「EMV 3-Dセキュア 運用パターン」を実現したという。
これにより、必要な場合のみ本人認証を行うフリクションレスな認証フローが可能となり、決済都度の煩雑な認証プロセスを大幅に削減しているそうだ。
同取り組みにより、ユーザーの購入体験を損なわず離脱を低減し、また売上機会を確保しつつ不正利用のリスクも抑制するという、利便性とセキュリティを両立するとしている。
「ASUKA」は、取引情報や属性情報などをもとに、不正使用の兆候をリアルタイムで検知し、カード認証を自動で行う高度なセキュリティシステムだ。今後、アクルはクリーマと連携しながら、不正利用のリスク低減に貢献し、安心・安全なECサイトの実現を支援していくという。
不正対策ソリューションASUKAは、現在45,000サイトで稼働をしており、国内最大級の不正排除ネットワークを構築しています。 旅行、アパレル、物販、デジコンなど、幅広い業種の加盟店様にご利用を頂いています。 単純な不正に関する課題解決だけではなく、売上アップに向けてASUKAをご導入頂くケースも増えてきています。














