2026年2月10日9:24
Datadog, Inc.は、2026年2月9日、住信SBIネット銀行が、勘定系システムをアマゾン ウェブ サービス(AWS)上のクラウド環境へ移行するにあたり、継続的な安定稼働を目指し、Datadogのプラットフォームを採用することを発表した。
AIをはじめとするテクノロジーを活用し、決済、融資、デジタル機能などを含むフルバンキングサービスを提供するデジタル金融機関である住信SBIネット銀行は、800万人を超える顧客をサポートする中で、これまでにさまざまなシステムをクラウド上で構築している。
同社はこのほど、日本アイ・ビー・エムのオープン系勘定系システム「NEFSS(Next Evolution in Financial Services Systems)」をベースとするインターネットバンキングの中核システムを、2028年初頭までにAWSを採用したクラウド環境へ移行することを決定した。この新たな環境を支える基盤として、ミッションクリティカルなシステムの長期的なレジリエンスを確保するために、同社内で実績のあるDatadogのオブザーバビリティおよびセキュリティ統合プラットフォームが採用されたそうだ。
住信SBIネット銀行ではこれまでさまざまなシステムの監視にDatadogの統合プラットフォームを導入してきた。応答速度やエラーなど、顧客サービスに直接影響を与える主要指標を可視化し、改善すべき対象を迅速に特定できるようになったという。包括的なオブザーバビリティの活用を通じてサービス品質と運用効率の両面での向上が実現し、安定性と俊敏性を両立した業務運営を維持しながら、顧客サービスの進化を継続的に支えているとしている。
運用面での大きな課題であったアラート管理も大きく改善したそうだ。具体的には、大量の通知による情報過多、重要度の高い問題を特定する難しさ、夜間や週末における低優先度アラートへの不要な対応といった課題を解消している。さらに、複数の監視ツールをDatadogの統合プラットフォームへ集約したことで、インシデント対応に要する時間を大幅に短縮し、運用コストの削減とチーム間の連携強化を実現するそうだ。
今後住信SBIネット銀行は、勘定系システムの移行とともに、Datadogのオブザーバビリティプラットフォームを通じて収集された膨大なデータを活用し、AIによる予兆検知や自動リソース最適化を高度化していく予定だ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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