2011年9月20日10:20
STマイクロエレクトロニクス(ST)は、マイクロソフト社との取り組みを通して、STのNFCソリューションがWindows8で利用可能になったと発表した。STは、米国カリフォルニア州アナハイムで開催されたMicrosoft BUILD conference(2011年9月13日~16日)で、NFCソリューションのデモを行っている。
STは、Windows8をベースとする将来のデバイスでのNFC接続を可能にし、これらのデバイスのすべてにおいて、短距離通信を可能にする。Windows8上で動作するSTのNFCルータ「ST21NFCA」は、リードライト機能、ピア・ツー・ピア(Peer-to-Peer)およびカード・エミュレーション通信モードを搭載するほか、ホスト・プロセッサへのI2C・SPI接続や、オプションでセキュア・エレメントへの複数接続が可能だ。NFCがWindows 8で利用可能になることで、消費者は、各種機器間での対話やデータ共有ができるようになる。
STのソリューションは、NFCシステムに必要なすべてのハードウェアとソフトウェアを統合し、近距離無線通信に関する既存の全規格に対応するという。主要製品は、ST21NFCAと関連ソフトウェア、セキュア・エレメント(ST33)、NFCフォーラム・タグ、およびデュアル・インタフェースEEPROMである。