2026年9月7日10:21(JST)
【日本】龍神自動車(日本・和歌山)、三井住友カード(東京)とジェーシービー(JCB、東京)、小田原機器(神奈川)、QUADRAC(東京)は、2026年9月19日に、龍神自動車が運営するバス路線(熊野本宮線)でカード(クレジット・デビット・プリペイド)のタッチ決済による乗車「クレカ乗車」サービスを開始すると発表した。対象路線は熊野本宮線(紀伊田辺駅~発心門王子、本宮大社前~発心門王子)で、将来的に全路線導入予定だ。対応の決済ブランドは、Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯となる。

同サービスの導入により、龍神バスでは、これまで現金またはQRコードが決済手段であった熊野本宮線の運賃支払いにおいて、手持ちのカード(クレジット、デビット、プリペイド)を専用端末にタッチすることで乗車できる。世界遺産「熊野古道」を訪れる訪日外国人利用者をはじめ、和歌山県を訪れる観光客や地元の人が、普段使い慣れた決済手段でバスを利用できる環境を提供する。
熊野本宮線は、世界遺産 熊野古道への主要なアクセス路線として、国内外の人が利用する。近年、熊野古道エリアを含む和歌山県ではインバウンド需要が拡大しており、令和7年の外国人宿泊客数は71万人泊を超え過去最高を記録した。また、和歌山県では2030年に旅行消費額2,900億円、インバウンド消費額300億円の達成を目指し、国内外からの誘客促進や受入環境整備を進めている。
一方、熊野本宮線では現金やQRコード決済による運賃支払いに対応しているものの、利用には事前の現金準備やアプリの設定、チャージや乗車直前のアプリの立ち上げなどが必要な場合がある。また、交通事業者にとっても現金管理や整理券運用に係る負担が課題となっていた。特に観光需要の高まりを背景に、よりスムーズな乗降や利便性向上が求められている。
こうした中、龍神バスでは、訪日外国人をはじめとする利用者の利便性向上に加え、円滑な乗降による定時運行の確保、現金管理業務の効率化等を目的として「クレカ乗車」サービスを導入する。今後は将来的な全路線導入も視野に入れながら、公共交通のDX化と持続可能な地域交通の実現を目指す。(paymentnavi 編集チーム)













