2011年12月26日9:00
米シティは従来リテールパートナーカード(Retail Partner Cards)と呼んでいたクレジットカード部門を、シティリテールサービシズ(Citi Retail Services)に変更し、リテール向けカードを強化することになった。
この部門ではハウスクレジットカードのほか、デジタル、モバイル、ロイヤルティソリューション、市場分析サービスまで含めて大小のリテールパートナーに展開する。
いままでは単にハウスカードを主にしていたが、リテールパートナーの多様なニーズにあわせていこうという目論見だ。
ここ数年の間、リテール業界は劇的に変化した。ハウスカードとそれに関連するサービスの提供だけではニーズを満たすことができない。パートナーの成長に貢献するため、多様な決済ソリューションと顧客の購買動向や競合情報を提供するサービスが求められていた。
パートナーの実態を十分理解し、それにあわせた商品群やサービス、詳細情報を提供することによって、パートナーとその顧客に貢献するという。
シティのリテールサービシズはホームデポやメイシーズ、シアーズ、シェル、エクソンモービルなどのパートナーをもち、9,000万口座を保有している。
2012年初頭から、シティリテールサービシズの名前でマーケティングツールの提供やWebサイトを立ちあげる予定だ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。