2012年3月29日17:00
ラオックスは、三井住友カードと協力し、2012年4月10日に、中国人向け決済サービス「銀聯」の、モバイル端末を使用した取り扱いを開始すると発表した。これによりラオックスは、店舗以外でも銀聯カードに対応して商品を販売することが可能となる。
ラオックスは秋葉原の本店を中心として家電製品のみならず、時計・民芸品・化粧品・ホビー・楽器なども取り扱い、中国人観光客が立ち寄りやすい店舗展開や中国語に対応できるスタッフの常駐、2006年1月に銀聯決済サービスを導入するなど、中国人観光客向けのサービスの強化に取り組んでいる。
特に富裕層向けには、宿泊ホテルや帰国の際に空港に赴いて店舗にはない商品などを取り寄せて届ける外販サービスも行っているが、今までは店舗外での決済に関しては現金のみの取り扱いだった。
今回、ラオックスでは富裕層向けサービスの拡充を図る施策の一環として、日本ポステックが展開するモバイル端末でも銀聯決済に対応する。外販サービスを利用する顧客にとっては、店舗外でも手持ちの現金残金を気にすることなく買い物ができるようになり、利便性が格段に向上するという。