2012年4月17日17:47
日本カードビジネス研究会は、2012年4月17日、東京都千代田区麹町のホテルルポール麹町で「4月度NCB定例セミナー」を開催した。今回は、矢野経済研究所 情報通信・金融事業部 研究員 髙野淳司氏が「電子決済/ECサービスの実態と展望」と題し、講演した。高野氏は、2007年に矢野経済研究所入社後、主に国内のクレジットカード、電子マネーなどの決済に関する市場調査・分析業務を担当し、近年はEC決済などを研究テーマに活動している。
講演ではまず、電子決済やEC決済市場の規模と概況を説明。続いてEC決済市場、ソーシャルコマースの動向、O2Oの動向、非接触IC型電子マネー市場、プラスチックカード型プリペイド決済市場、ネットワーク型電子マネー市場、ブランドデビット決済市場について、市場規模や予測数値を用いて解説した。また、国内移動体通信市場、NFCの概要と市場動向についても説明した。
最後に高野氏は、電子決済/EC決済市場の今後の展望について解説したが、電子決済市場は2012年度の50兆円強から、2016年は71兆円まで拡大するとの見解を述べた。
日本カードビジネス研究会では「定例」「公開」セミナーを定期的に開催している。今後のセミナーの予定は同研究会のWebページに掲載されている(http://www.ncbi.jp/ncbhp/)。