2012年5月23日8:00
タレスジャパンは、2012年6月20日にCASPA銀座でMONET、グローバルセキュリティエキスパートと「APT攻撃の新たなターゲット~リテールシステムの脆弱性をつく攻撃とは~」と題したセミナーを開催すると発表した。
2011年から、日本国内の防衛産業、官公庁に対する標的型サイバー攻撃(APT)が相次いでおり、大きな社会問題となっている。高度で執拗なサイバー攻撃は、当初の国家レベルの関与や大企業を標的とした政治・社会的主義を持った攻撃から、換金可能な情報資産の窃取を目的とした犯罪グループによる攻撃へと広がりを見せており、特にリテール業界がそのターゲットになる傾向がある。個人・顧客情報、カード情報など換金可能な情報資源の宝庫で、POSシステムへの物理アクセスが容易であるという点から、常に攻撃者からの脅威にさらされており、またその一方、レガシーなPOSシステムから多様化が進む決済手法へ対応していくシステムの過渡期でもあるため、セキュリティ面で考慮がより一層求められている。
同セミナーでは巧妙さを増すサイバー攻撃に対して組織、特にリテール業に属する企業が情報資源を守るための「ベストプラクティス」について事例を交え紹介するという。
まず、「次の標的はPOS ! ~今から始める、標的型POS攻撃対策~」と題し、 グローバルセキュリティエキスパート システムリスクソリューションセンター マネージャ 鈴木貴志氏が講演する。次いで、「リテール事業において抑えるべきセキュリティポイント~海外の事例から学ぶ~ 」についてMONET ソリューション事業部 技術部 テクノロジエバンジェリスト 鶴巻肇氏が説明する。
休憩をはさんで最後に、「決済セキュリティのベストプラクティス~カード決済システムを保護するデータ暗号化ソリューション~」についてタレスジャパン e‐セキュリティ事業部 シニアテクニカルスペシャリスト 上野 隆幸氏が講演する流れとなる。
参加対象は、システム企画やセキュリティ、ネットワークの担当者、最新のサイバー攻撃対策を学びたい人および流通システムや決済システムの運用、構築にかかわる担当者となる。定員は50人で参加料は無料となっている。