2012年7月31日11:55
ジェーシービー(JCB)の海外業務を行うジェーシービー・インターナショナル(JCBI)は、このほど、ネパール連邦民主共和国の大手商業銀行であるヒマラヤン銀行(Himalayan Bank Limited)および大手金融サービス会社であるアルパインカードサービス(Alpine Card Service P. Ltd.)各社と、同国の加盟店・ATMでのJCBブランドカードの取り扱いについて提携したと発表した。同提携により、2012年8月中にネパール国内で両社が保有する全加盟店約2,500店と、全ATM約1,000台でJCBブランドカードの取り扱いが可能になる。
ネパールには、毎年2万人以上の日本人が渡航している。近年は、JCBブランドカード会員数が急増中の中国や韓国から同国を訪れる渡航者数も増加傾向にあり、同国でのJCBカードの利便性向上を求める声が高まっていた。さらに、ネパールは、決済市場の規模・成長性に大きな潜在力があるインドを含む商業圏に位置しており、国際ブランド展開を加速するJCBおよびJCBIにとって、加盟店網の拡充が求められる国の1つとなっている。
これまで、ネパールでJCBカードが利用可能な加盟店はごく一部に限られていたが、今回、2社がJCB加盟店業務を開始したことにより、五つ星ホテルであるハイアットリージェンシー、アンナプルナホテル、ソルティ・クラウン・プラザや、世界一高い標高に建つホテルとして有名なホテル、エベレストビューなどの宿泊施設をはじめ、レストランや土産物店など、観光地を中心に幅広い加盟店でJCBカードの利用が可能となり、首都カトマンズに限らず、ポカラやルンビニなど地方の観光地でも、JCBカードによるショッピングやキャッシングが便利に利用できるようになるという。
JCBとJCBIでは、今後、同国を訪れるJCB会員を対象とした加盟店優待キャンペーンなどを検討していく予定だ。