2012年9月17日9:00
英国携帯キャリアのVodafone、O2、Everything Everywhereの3社が出資してつくったジョイントベンチャーに対し、欧州規制当局から無条件の許可がおりた。
このジョイントベンチャーに加わらなかった英国携帯キャリアの1社スリー(3)が、この3社のジョイントベンチャーに対し、競争環境を阻害するとして提訴していた。
3社ジョイントベンチャーの目的は、モバイル決済の共通プラットフォームづくり。個別に基準をつくると、利用者はキャリアごとにちがう利用方法になり、モバイル決済の普及が遅れる可能性がある。
モバイル決済の共通プラットフォームづくりは推進するものの、すでにO2やEverything Everywhereは独自ウォレットをスタートさせている。
NFC非接触機能の共通化をみすえ、協業を進めながらも、いっぽうでは激しい競争を繰広げている。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。