2012年9月24日10:00
警察庁、総務省及び経済産業省は、2011年6月から、「不正アクセス防止対策に関する官民意見集約委員会」(官民ボード)を開催している。官民ボードは、2011年12月に「不正アクセス防止対策に関する行動計画」を取りまとめ、これに基づき取り組みを進めている。同取り組みの一環として、インターネット利用者にとっての利便性向上のため、情報セキュリティに関する情報を集約したポータルサイトの構築・公開について、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)を中心に検討を進めており、2012年9月20日から、情報セキュリティ・ポータルサイト「ここからセキュリティ!」(http://www.ipa.go.jp/security/kokokara/)を公開している。
同サイトでは、利用者が必要な情報に容易にアクセスできるように、「被害に遭ったら」、「対策する」、「教育・学習」などのテーマごとにコンテンツを掲載している。また、動画コンテンツやイラストの利用により、情報セキュリティを苦手と感じる利用者に配慮した。さらに、トップページでは、「ウイルス(マルウェア)」、「不正アクセス」、「標的型攻撃」などの情報セキュリティ上の脅威ごとに、新着情報を中心としたコンテンツを掲載している。
そのほか、サイバー犯罪等の被害に遭った場合の対処方法や「中高生向け」、「中小企業向け」等の対象者ごとに、教育・学習用コンテンツを掲載している。また、関係省庁や情報セキュリティ関連団体・事業者が公表する最新の統計資料なども閲覧可能だ。
なお、コンテンツの提供元は、警察庁、総務省、経済産業省、内閣官房情報セキュリティセンター、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)、独立行政法人情報通信研究機構(NICT)、一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター、社団法人電気通信事業者協会、一般社団法人日本オンラインゲーム協会、特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会、フィッシング対策協議会、一般社団法人モバイルコンテンツ審査・運用監視機構、ジェーシービー、シマンテック、トレンドマイクロ、日本アイ・ビー・エム、日本マイクロソフトおよびマカフィーとなっている。