2012年9月27日18:57
大日本印刷(DNP)は、同社が開発したICキャッシュカード即時発行システム「ダイレクトビューロ」が、伊予銀行に採用され、9月10日にサービスを開始したと発表した。DNPでは、同システムに、ICカードの在庫管理や、日々の集計とレポート出力を行う新機能を追加し、銀行店舗での業務負担を軽減するという。伊予銀行では、2013年3月までに愛媛県内の全営業店を含む140箇所で同サービスを開始する予定だ。
ダイレクトビューロは、発行機に装填した未発行のICカードの在庫枚数を、発行機に接続したパソコンで券種ごとに管理できる。ICカード発行時に自動的に減算することで、在庫枚数を厳密に管理可能だ。また、店舗で発行したカードの券種や枚数などを毎日集計し、日次レポートを発行機に接続したパソコンで一覧表示するとともに、プリンターで出力することもできる。
標準価格(税抜き)は、新型のICカード発行機が100台導入の場合、1台あたり90万円。ダイレクトビューロは、初期導入費用2,000万円から、ASP月額利用料が120万円からとなる。DNPでは、ダイレクトビューロの提供および各種カードの製造・発行などで、今後5年間で30億円の売上を目指す。