2012年11月1日22:37
日本セーフネット(SafeNet)は、クラウド上のデータの制御と管理を実現する、VMware Ready認定を取得した暗号化ソリューション、「SafeNet ProtectV」を発表した。
ProtectVは、仮想マシンや仮想記憶ボリュームの安全性を、安全なオンプレミス環境にある物理サーバや物理記憶と同様に高めるという。仮想データセンターやクラウドを、データの管理、制御、セキュリティが行き届いた環境に変えることにより、顧客は機敏性とコスト削減がもたらすメリットを享受することが可能になる。VMware vShield and VMware vCenterに対応しているほか、Amazon Web Servicesのユーザーはクラウド上の重要なデータの保護に利用することができる。
また、監査ログにより明確な制御と、データガバナンスの証拠の管理を行う。さらに、データがどこでホストまたは保存されているかに関わらず、組織が適切な制御を行い、信頼できる監査管理を実施し、PCI DSS、HIPAA 、HITECH等の規制順守を維持することを可能にしている。
加えて、一元的なポリシーの施行と監査ポイントにより、クラウドセキュリティの可視化を実現するという。SafeNetでは鍵管理環境を提供し、データと鍵の明確なオーナーシップの確保を提供するという。そのため組織やコンプライアンス監査員は、必要とされる可視化が確保された完全なログで、データ所有権に対する鍵を管理することが可能だ。
SafeNetでは、データ保護製品ラインの1つであるProtectVに、鍵管理ソリューションであるKeySecureを統合した。KeySecureは、組織のさまざまな暗号化プラットフォーム全体で暗号鍵を一元的かつ一律に管理することができるため、鍵とポリシーの管理の合理化を実現するという。