2012年12月5日11:20
クレジット情報処理センターの日本カードネットワーク(CARDNET)は、2012年12月から、端末本体とIC ピンパッドを一体化したオムロン製新型JET-S 端末「CATS300」を発売すると発表した。
CATS300は、使いやすさ、機能、拡張性とコスト低減の両立を目指し、端末本体とプリンタ(ベース部)の分離型を採用した。機器構成の再構築を行うことにより、端末本体に暗証番号入力機能を搭載し、ICピンパッドを不要としている。また、大型ボタンやカラーTFT液晶(2.4inch)ディスプレイを採用している。カードリーダは、カードリーダ JIS Ⅰ、JIS Ⅱ型に対応しており、接触型ICカードに対応している。
これら特徴的な試みに加えてコスト低減を追及したことにより、高速オートカッターなど、従来端末(CATS240)の主要機能を搭載しつつ、従来機よりリーズナブルな価格帯で提供するという。
セキュリティ面では、PCI SSCが定めたPCI PTS 3.1認定を取得しており、覗き見防止カバー(着脱式)を標準装備している。
今後はクラウド型電子マネーにも対応予定であり、より安価なマルチ電子マネー端末として利用してもらうという。