2012年12月20日17:55
日本データカードは、エンボス機能を搭載した、金融機関向け即時カード発行システム「CE870F」の発売を開始したと発表した。
同製品は、金融機関におけるICキャッシュカードの即時発行サービス向けに機能が強化されており、従来、大型集中発行機で実現していた、エンボス加工や磁気エンコーディング、ICエンコーディング、両面高品質プリントなどの機能を小型機に集約した即時カード発行機となる。また、2013年3月までに、医療機関向けや、クレジットカード発行会社向けのソリューションがラインアップに投入される予定だ。
特徴としては、氏名や口座番号などの凹凸記載のエンボス加工はもちろんのこと、TIM(触覚識別マーク)準拠のエンボス加工にも対応し、バリアフリーに配慮したサービスの提供を可能にしている。
また、6種類のカードをセットできるスロットに対応。急な割り込みに対応できるスロットも搭載しているため、多種類のカード発行に適しているという。
さらに、両面または片面にフルカラー/モノクロで全面プリントすることが可能だ。顧客の好みに合わせ、家族写真がプリントされたオリジナルカードの作成もでき、来店促進につながるサービスやイベントの実施などを行うことができる。