2013年3月4日18:40
TFペイメントサービス(TFPS)は、同社が提供するクラウド型電子マネー決済プラットフォームサービス「Thincacloud(シンカクラウド)」に、2013年4月からキヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)のハンディーターミナルと決済ハンディーPOSパッケージが対応することになったと発表した。これにより、インターネット接続が可能であれば場所にしばられずに電子マネー決済を可能とする環境を低コストで提供することができる。
今回、シンカクラウドに対応するハンディーターミナルは、キヤノンMJの「PRea (プレア)AT-100」、「同 AT-3300」の2機種となる。AT-100はレーザースキャナー内蔵でありながら薄さ16mmを実現、ベースモデルで180gという同社ハンディーターミナルの最小最軽量モデルとなる。AT-3300は百貨店や専門店、飲食店などにおけるカード決済を、レジや支払窓口に戻ることなくその場で迅速に処理できることを前提に開発されたリテール向けハンディーターミナルとなっている。従来の磁気クレジット決済に加え、接触ICクレジット決済にも対応している。両端末ともにNFC機能とネットワーク機能を内蔵しており、シンカクラウド対応により、従来より低コストで電子マネー決済処理が可能となる。
また、PCを利用したPOSパッケージ「POS-TABLE(ポスタブル)」もシンカクラウドに対応。これをプレアATシリーズと組み合わせることで、POSレジを置くスペースのない店舗や店舗の外で決済をしたい場合などに対応できる。
キヤノンMJでは順次、シンカクラウドに対応したハンディーターミナルをリリースしていく計画であるという。一方、TFPSでは、今後も端末メーカー各社および電子マネー各社との連携を強化し、関連事業を含め、2015年度にグループで40億円の売り上げを目指す。