2013年3月25日12:00
ジェーシービー(JCB)は、北海道と、北海道の観光振興、食の振興、環境保全等について協働事業を実施することに合意し、2013年3月25日、連携と協力に関する協定を締結したと発表した。北海道が、クレジットカード会社と包括連携協定を締結するのは初となる。
今回の協定は、「北海道価値を最大限に活かした経済の活性化」を目指す北海道と、「クレジットカードを通じた地域活性化」を目指すJCB両者の意向が合致し実現したものである。今後、両者の協働により、北海道はもとより、国内・海外のJCBカード会員向けに北海道の「観光」「食」の魅力を幅広く情報発信するなど、消費拡大による地域活性化を促進していく。
具体的には、2013年4月1日~2014年3月31日まで、北海道内全域のJCB加盟店を対象とした利用促進キャンペーンを実施する。カード利用者は、北海道内全域のJCB加盟店でJCBカードを利用した場合、1万円を一口として抽選に参加できる。
また、2013年4月1日から、JCB加盟店ステッカーによる北海道観光のPRを実施。さらに、JCBが発行・運営する各種媒体・Webサイトで北海道に関するキャンペーンなど、さまざまな情報を発信するという。JCB会員向けの販促施策においては、北海道産食材を賞品として提供していく予定だ。
さらに、これらの取り組みや文化遺産保護、「すこやかロード」などの北海道の魅力をJCBの各種媒体で継続的に紹介するという。
なお、JCBでは、北海道と北海道森林バイオマス吸収量活用推進協議会(足寄町、下川町、滝上町、美幌町)が連携して販売するオフセット・クレジット(J-VER)108二酸化炭素トンを購入するなど、環境保全の取り組みも行っている。