2013年9月24日9:00
金融ベンチャーへの投資熱は相変わらずあつい。クラウドを活用したモバイルウォレットを提供するペイディアント(Paydiant)へ、1,500万ドル(15億円)の出資が決まった。
ベンチャーキャピタル3社と、ペイディアントの既存顧客2社の出資だ。この資金をもとに、製品開発やマーケティングを加速する。
ペイディアントは、モバイルウォレットを個人に直接提供しているのではなく、金融機関や大手流通、レストランを対象にソリューションをホワイトレーベルで提供している。
QRコードを利用したモバイルウォレットで、NFC非接触を使わない。インストア決済やATMでの現金引出にも使える。ロイヤルティプログラムも提供している。
ペイディアントの魅力は、POSの改修や新しい機器を購入することなく、既存の仕組みをそのまま使えること。投資家視点として早期エグジットできる企業という評価からの出資となったようだ。
■「カードBizと僕の勝手気ままログ」のリアルタイム更新はこちら
※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。