2010年8月3日 12:00
2009年の全世界のカード取扱高は14兆6,310万ドルに達した。これは前年対比7.8%アップ。
このカード取扱高は、クレジットカード、デビットカード、プリペイドカードの総計で、国際ブランドカードのほか、ハウスカードも含んでいる。
では、これらのカード利用のうち、不正損失はどれだけあったのだろうか。2009年のカード不正損失は68.9億ドルで、前年対比7.0%増だった。
これを取扱高に換算すると、100ドルにつき4.71セントの不正損失になる。率にして0.047%だ。不正損失率は2002年以来変わっていない。
カード不正防止には、ICカードやPCI DSS対応が効果的。トークンの利用によるワンタイムコードの利用や、カード番号を使わないオペレーションに移行している。
カード不正との戦いはつづく。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。