2015年3月3日21:01
Visa Inc.は米国時間の2015年3月1日、サムソン(Samsung)の最新モデル「Samsung Galaxy S6 による消費者向け決済サービスをサポートすることを発表した。Samsungでは2015年夏から、米国で新しいモバイル決済サービス「Samsung Pay」の提供を開始する予定で、このサービスに加入する消費者はVisaの決済が Samsung Payで利用できるようになる。
Samsung Payは多様なコネクテッドデバイスで安全な決済が行えるよう設計された「Visaトークンサービス」によってサポートされる。Visaが提供する同技術は、これまでプラスチックカードに保存されていた16桁のカード番号や有効期限、セキュリティコードなど、決済口座に関する機密情報を一連のユニーク番号で置き換え、この番号を使用することで、決済口座に関する詳細情報を実際に表に出すことなく認証を行って決済が行える。
Samsung Payを利用すると、店舗での買い物の際、消費者は支払いに使用したいVisaの決済口座を選択し、店舗に設置されている支払用ターミナルに携帯端末をかざすだけでVisaカードを使った決済が行える。
Samsungの最新モデルSamsung Galaxy S6には近距離無線通信(NFC)とセキュア磁気通信(MST)の両方の技術が搭載されているため、非接触型読取端末へも従来型の磁気ストライプ読取用端末へも支払い情報を無線で送信可能だ。 Samsung Payは、2015年夏から米国でサービスを開始する予定となっている。新サービスはSamsung Payプログラムに加盟する米国国内の金融機関に有効な決済口座を持つVisaカード保有者に対して提供される。