2015年3月24日23:10
アプリックスIPホールディングスは、Twitterと連動することによりBeaconの利用者に対してリアルタイムに情報を提供できるシステムを開発し、商店街のタイムセールや鉄道の運行・遅延情報の通知サービスでの利用が始まったと発表した。
従来のBeaconシステムでは、スマートフォンに表示するデータを予め作成しておく必要があり、タイムリーに情報を提供するのが困難だったが、アプリックスが開発したTwitterと連動するBeaconシステムにより、Twitterで情報を発信するだけで、その内容をリアルタイムでBeaconの利用者に通知することが可能となる。
例えば、その日入荷された新鮮な野菜や魚などの情報とともにお薦めのレシピを知らせたり、通行中のお店でタイムセールが始まった商品やメニュー等、身近にある便利でお得な情報をタイムリーに提供することにより、利用者が積極的にBeaconを用いたサービスを利用可能となる。さらに、世田谷区の経堂農大通り商店街では、Twitterと連動するBeaconシステムにより、商店街を通行する最寄路線となる小田急線の運行・遅延情報をタイムリーに通知するサービスを提供し、街行く人々と商店街の関係を深め、地域社会の活性化に役立てているそうだ。
アプリックスでは、家電機器や家庭用品に組み込む「お知らせビーコン」とリアルタイムに情報を提供できるBeaconシステムを連携させて、浄水器や空気清浄機のフィルター交換の通知を家で受信したユーザーが、外出先でフィルターの在庫のあるお店の前を通ると自動的に知らせてもらえたり、コーヒーメーカーやペット用品に組み込んだBeaconを活用しているユーザーが、専門店の前を通った時に新商品の案内をしてもらえるなど、IoTとO2Oを結び付けることにより、メーカーと店舗のビジネスを活性化させるソリューションを提供していきたいとしている。