2015年6月3日22:12
アプリックスIPホールディングスは、同社の「おもてなしBeacon」が、日光市の実施する「ビーコン技術を活用した『公衆無線LAN(Wi-Fi)サービス』提供エリア通知サービスおよび、訪日外国人向け多言語対応店舗情報配信サービス」のトライアルに採用されたことを発表した。
日光市では、公衆無線LAN(Wi-Fi)サービスの提供と、訪日外国人向けに多言語対応した情報配信が求められており、JR日光駅から日光東照宮までの沿道で、公衆無線LAN(Wi-Fi)サービスを提供する店舗に「おもてなしBeacon」を設置し、観光情報や店舗情報をはじめWi-Fiエリアに入ったことを多言語で通知するサービスを開始する。40カ国語への自動翻訳に対応した「おもてなしBeacon」を活用することにより、スマートフォンに設定した自国語で情報を表示することができるようになり、旅行者の利便性を向上させ、観光地のさらなる魅力向上につなげることが可能だ。
なお、「おもてなしBeacon」は、新たにアプリケーションを開発することなく、Webページと通知メッセージを指定するだけで、店舗集客支援や多言語サービスを開始することができるため、店舗やイベントでの活用をはじめ地域活性化や観光地での実用化が進んでいる。
アプリックスでは、「おもてなしBeacon」に加え、家電製品や家庭用品に組み込むことで状態を通知するIoT技術「お知らせビーコン」を中核製品とするテクノロジー事業を推し進めている。駅、観光地、商店街などに設置し、位置情報と連動しリアルタイムに情報を提供できるBeaconシステムと、家電製品や家庭用品などに組み込む「お知らせビーコン」とを連携させることで、IoTとO2Oを結び付けることにより、メーカーと店舗のビジネスを活性化させるソリューションを提供していく方針だ。