2017年3月11日9:00
2017年1月、個人信用情報会社のエクスペリアンとS&Pダウジョーンズは、消費者のクレジットカード貸倒率が過去42カ月で最悪になったと発表した。
1月の貸倒率は3.21%で、12月から26ベーシスポイント増えた。2013年7月以来の貸倒率だ。
米国を4つのブロックで分けた場合、南部の貸倒率が最も高く3.4%を超えている。ついで西部、北東部、中西部となっている。
なぜ貸倒が増えているのか。消費者のセンチメントがここ2年間、楽観的になっているからだという。失業率は低く、労働市場は堅調に推移している。
しかし、P2Pレンディングの貸倒率は6%を超えている。適度な信用創造は景気活性化につながるが、クレジットカードの使いすぎは景気の足を引っ張りかねない。