2017年7月3日19:17
GMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)は、「銀行口座と連動したスマホ決済サービス」の基盤システムを、福岡銀行へ提供すると発表した。福岡銀行では同システムを採用したスマホ決済サービスを、2018年3月を目処に提供開始する予定だ。
福岡銀行に口座を持つ利用者(購入者)は、同スマホ決済サービスを利用することで、 福岡銀行の加盟店において、スマホアプリから即時に口座引き落としによる支払いが可能となる。福岡銀行に口座を持つ利用者は、ユーザー向けアプリをスマートフォンにダウンロードし、自分の口座を事前に登録しておくことで、福岡銀行の加盟店での支払い時に、支払先へ“チェックイン”して暗証番号を入力するだけで、銀行口座から代金が即時に引き落としされ、支払いが完了する。
同スマホ決済サービスは、横浜銀行が展開する「銀行口座と連動したスマホ決済サービス」である「はまPay」とも連携しており、購入者は横浜銀行の加盟店でも利用可能だ。
なお、GMO-PGが開発・提供するスマホ決済サービス基盤は3つある。まず、クレジットカードやデビットカードを発行し、それを中心にスマートフォンからの決済サービスを展開する場合に適している「カード決済利用型」がある。2つめは、銀行口座からの引き落としによる支払いをスマホ決済サービスとして提供する場合に適している「口座直結決済型」が挙げられる。最後の「両方利用型」は、スマートフォンからクレジットカード・デビットカードの利用も口座直結の決済も両方できるタイプとなる。
GMO-PGでは、スマホ決済サービスをベースに、資産管理・融資・投資・地域通貨などの金融サービスとの連携や、海外決済導入をはじめとするインバウンド施策、EC展開や地域活性化の仕組みなどを組み合わせて提供するそうだ。
GMOペイメントゲートウェイ株式会社
ネットショップやデジタルコンテンツなどのオンライン事業者、NHKや定期購入など月額料金課金型の事業者、並びに日本年金機構や東京都等の公的機関など6万7,921店舗(GMO-PGグループ2016年3月現在)の加盟店に総合的な決済関連サービスを提供しております。
また、決済サービスを中心に、加盟店の売上向上に資するweb広告サービス等の付加価値サービス、加盟店の成長を資金面からサポートする融資等の金融関連サービスの提供、海外決済サービス提供等の海外事業などを行い、年間決済処理金額は1.8兆円を超えております。