2017年10月13日18:30
大日本印刷(DNP)は、同社が開発した国際ブランドデビット機能付きICキャッシュカード即時発行サービスが、地方銀行では初めて、北國銀行で採用されたと発表した。2018年2月より順次、北國銀行(国内全店舗)で稼動する予定。
同サービスでは、ICキャッシュカードに加えて、国際ブランドデビット機能付きICキャッシュカードや非接触IC決済機能付きカードなど、さまざまなICキャッシュカードを店頭で即時発行できる。新規発行に加え、紛失や破損などでカードの再発行を希望する顧客に対しても、店頭でカードを渡すことが可能だ。
また、北國銀行では、北陸地区を中心にカード、ポイントサービス、各種アプリ等を利用したキャッシュレスの環境整備に取り組んでおり、国際ブランドデビット対応ICキャッシュカードの発行促進やポイントが利用できるカード加盟店の拡大を行っている。同サービスの採用により、国際ブランドデビットカードの普及を促進して、顧客の利便性を向上させるとともに、キャッシュレス化による地域の活性化に貢献していく方針だ。
なお、北國銀行は、店頭での各種手続きに関する顧客の負荷を軽減するため、専用のタブレット端末と、即時発行されたキャッシュカードを利用して窓口での入出金や振込等の取引を可能としている。同サービスの導入により、印鑑を持参しなくても店頭での取引が可能となる。
DNPは、全国の地方銀行にICキャッシュカード即時発行サービスを提供し、これまでに約3,300台の発行機が稼動している。今後は、導入済みの発行機に国際ブランドデビットの発行機能を付加するなどサービスを拡充し、金融機関のカード発行業務の最適化などを総合的に支援していきたいとしている。