2017年10月22日10:44
新鮮な食材をレシピとともに毎週届けるフードデリバリのハローフレッシュ(HelloFresh)が株式公開をめざすと発表した。サプスクリプションモデルだ。
ハローフレッシュの創業は2011年、本社はドイツのベルリン。嗅覚鋭いロケットインターネットがローンチした会社だ。時価総額は18億ドルで、ユニコーンクラブの一角を占める。
本社はベルリンだが、マーケットは米国。食材デリバリでは米国ブルーエプロン(Blue Apron)がこの6月に市場公開している。が、すでに時価総額は半減。顧客離れとホールフーズを買収したアマゾンの脅威が原因だ。
この状況下でIPOをめざすのは、フードデリバリ市場が成長すると見込んでいるため。ロケットインターネットが支援する同業のデリバリヒーロー(Delivery Hero)は6月にIPOを果たし、株価は25%アップしている。
ハローフレッシュの顧客数は130万人。IPOで調達した資金はサービスのパーソナル化とメニューの拡充にあてる計画だ。