2017年10月26日6:30
みずほフィナンシャルグループ(みずほFG)、みずほ銀行は、メタップスのグループ会社であるpringが提供するウォレットアプリ「pring(プリン)」を用いた実証実験をこのほど開始したと発表した。
2017年4月14日にみずほFG、みずほ銀行、メタップス、WiL LLC.の4社にて、新たな決済サービスの提供を目的とする業務提携を締結しているが、今回の実証実験は、同提携にもとづき、共同で開発を進めてきた「pring」を活用し銀行口座からチャージする電子マネーを用いた各種検証を行うもの。
「pring」は、pring(エムウォレット設立準備が改称)が提供する、友人間の送金や店頭での決済、キャッシュアウトなどの機能を備えたスマホ上のウォレットアプリ。みずほ銀行の口座からワンタップで電子マネーにチャージが行えるという。2017年10月17日にβ版をリリースした。
具体的には、銀行口座から電子マネーへのシームレスな連動を目指し、SNSや電話番号を用いた送金機能や、加盟店で QR コードを用いたスピーディーな決済など、実際の運用を意識した実証を、2017年内をめどに行う。まずは、みずほ銀行本店の売店や食堂等において、行員を対象に操作性の検証を行うとともに、対象者や実施場所を徐々に拡大して性能面の検証を行うそうだ。