2017年11月2日18:05
近畿大学(大阪府東大阪市)は、平成30年度(2018年度)入学試験の合格者に対して、日本の大学で初めて入学時の入学金・授業料等の支払いにクレジットカード決済ができるサービスを提供すると発表した。
前年度の入学試験において、後期入試のみで試験的に導入したところ、24時間いつでもネット上で入学手続が完了する利便性が受験生・保護者から好評だったため、2018年度入試から本格導入するという。
近畿大学は、平成26年度(2014年度)入試において、日本の大学で初めて紙の願書を廃止し、インターネット出願に一本化した(近大エコ出願)。その後もAmazonでの教科書販売、保護者用ポータルサイトの開設、Visaプリペイド機能付き学生証の発行、スマートフォン用学生ポータルアプリの提供などのサービスを提供してきた。
2017年11月1日から、近畿大学の推薦入試(一般公募)の出願が開始となる。近大エコ出願では、日本の大学で初めて、編入学試験を除く全入試において、入学金・授業料等の支払いにクレジットカード決済を導入するという。
従来の銀行振込も引き続き利用できるが、クレジットカード決済を導入することで、入学手続と入学金・授業料等の支払いがすべてネット上で完了し、銀行窓口の営業時間に縛られることなく、24時間、土日も自宅で手続が可能になる。また、銀行振込では一括支払のみだが、クレジットカードの機能を利用して、分割での支払いを選択することもできる。
前年度は後期入試で試験的に導入したところ、利用率は8.3%。今年度は対象入試を拡大することで、多くの受験生・保護者の利便性を高めたいとしている。