2017年12月26日9:00
不正防止のリスクマネジメントがAIによって進化している。かつてはバッチで不正を防止していたが、今ではリアルタイムが主流だ。
ペイパルは不正防止に強いフィンテックのシミリティ(Simility)へ投資した。リードしたのはアクセル(Accel)。ペイパルは戦略投資家としての投資になる。
シミリティは2014年5月1日の創業で、本社はパルアルト。今回の投資を含め、4回のラウンドで2,470万ドルを調達している。
シミリティは機械学習などを駆使し、申し込み不正や口座乗っ取り、不正送金、不正小切手スキャニングなどのソリューションを提供している。導入はシミリティのAPIで簡単だ。
顧客は銀行のほか、Eコマース、求人広告、決済サービス会社など。デジタルバンキングのケースでは不正を70%削減したという実績もある。