2018年1月12日9:33
SCSKは、クレジット業界に対し、アンチマネーロンダリング対策システム「BankSavior(バンクセイバー)」を2017年10月1日から提供開始したと発表した。クレジットカード会社や仮想通貨交換業者を含む決済関連5社に対し、2020年までに提供する計画を進めていく。
「BankSavior」は、SCSKが2004年から開発を続けてきたルール判定機能を中核とし、日本の商慣習を反映させたトランザクション(取引)モニタリングシステムとなる。銀行をはじめとする金融機関44行に採用されており、ATM入出金、ネット取引といった取引データと顧客情報などから疑わしい取引のモニタリングを実現するとともに、「疑わしい取引の届出」に関する事務処理の支援機能により、金融不正取引の検知から報告に至る一連の業務を支援している。今回、他業界への提供の第一弾として、クレジット業界への提供を開始した。
「BankSavior」は要望に応じて自由にカスタマイズが可能であり、豊富な製品群と導入実績に基づき、銀行をはじめとする金融機関のみならず、業界・業態問わず順次導入の拡大を目指す。