2018年3月8日9:00
英国経済ビジネスリサーチセンター(CEBR)は、英国のオープンバンキング導入効果を測定した。オープンバンキングとは、銀行ネットワークをフィンテックなどのサードパーティに開放することである。
CEBRによると、オープンバンキングは英国経済に年間10億ポンド(約1,500億円)の押上げ効果があり、17,000人の雇用を生み出すと予測した。
例えば住宅ローンの契約時、個人のクレジットリスクがオープンバンキングで今までより明確になり、ローン金利に対する下げ圧力が強まる。
住宅ローンのリスクスプレッドが1%低くなると、GDPは1億5,300万ポンド増加するとCEBRのアナリストは試算した。オープンバンキングによって、このリスクスプレッドは7%減少するとみている。